月刊TACT―2022年12月号

• 2022年の３つの不透明感と住宅業界 -   明るさに欠けた２０２２年 我々はコロナ禍以降、非常に先行きが読みにくい時代に生きている。 2020年は世界中がパンデミックの恐怖に陥ったが、３年目の2022年は更に難しい状況が増え、全体的に明るい話題に乏し…続きを読む

• こどもみらい住宅支援、早期に終了～次はZEH限定のこどもエコすまいへシフト
• リフォームは断熱化を訴求～高断熱窓で補助金上限200万円

• 収益力が2022～23年の最重要課題～ビルダーが主役の新時代に備える
• ビルダー上位の棟数シェア急上昇～21年度は建売回復で22％超え
• 大手ビルダー、21年度売上高は明暗～分譲大手減収も、注文系上位は二桁増続出
• 成長性ランキング～注文は中堅・県上位企業、分譲ではケイアイ、オープン等大手グループ
• 21年度経常利益率ランキング～分譲大手の収益力は急上昇、注文系低下
• 収益力確保の正念場～インフレ状況が落ち着いた時に攻めに転じる

2．住宅需要の郊外シフトの実態分析

• 県外からの住宅需要は14％と増加基調
• 持家の県外需要は首都圏11.2％で最多
• 埼玉1,854棟、奈良18.2％が最多
• 住宅メーカーシェアが37.1％で最多
• 市区町村別では軽井沢町319棟で最多

3．転換期におけるビルダー戦略～アンケート分析

• 22年度上期集客・受注は減少しているビルダーが多数派
• WEB戦略はSNSとWEB広告を有効活用～資料請求・来場予約は減ったビルダーも多数
• 平均販売価格のボリュームゾーンは2,500～3,000万円に上振れ
• 価格上昇に見合う性能とデザインの向上、平屋はトレンドから定番になりつつある
• 人材育成と地域密着の２大テーマ以上に生産性・収益力への関心が高まる
• 長く続いたデフレからインフレに転換し新たなビルダーのあり方が求められる

• 【住宅メーカー･エリア深耕策】
• 建売着工増加、ハウスメーカーは平屋で存在感～群馬
  
  • オープンハウスも進出で建売着工増加
  • 美しいまちなみづくりに注力、平屋のサードレンジ物件も～積水ハウス
  • 請負・土地戦略強化で業績好調、まちなかジーヴォも有効活用～大和ハウス
  • 木質感・環境貢献アピールで存在感発揮～住友林業
  • 蔵＋高天井の平屋が好評～ミサワホーム

• 【ビルダー業界維新】
• 集客２割減！厳しい市況下で次の一手を模索～愛媛
  
  • コロナ禍で急騰の住宅需要一巡～ターゲット拡大が急務
  • 地場勢が大手ハウスメーカーを棟数で上回る～21年度はアットハウジングが総合１位
  • マルチブランド戦略で受注拡大、コロナ禍で「建売革命」始動～アットハウジング
  • 新築事業始動から10年で30億円超、高コスパブランド「アレスパック」～アレス
  • 設計士による家づくり、「YouTube」からの反響増～コラボハウス
  • 営業トーク確立で契約率1.3倍、毎週ロープレでスキルアップ～幹建設

• 【住宅業界のDX戦略】
• クラウドを用いて業務・経営を適正化～CONOC「クラウド型業務管理システム」他
  
  • システム導入によりV字回復の経験、それを基に建設テック業を開始
  • 効率化だけでなく、ダッシュボード機能でリアルタイムで経営状況を見える化
  • クラウドで工事ごとに帳票を管理、インボイス制度にも対応
  • 受注から発注まで完結してサポート～新たなサービスのリリースも控える

• 【WEB集客戦略】
• １月集客は最大の山場、今から間に合う打ち手は？
  
  • HPアクセス増、確実なのは「WEB広告」～予算増額は要検討、広告内容改善は大至急
  • 反響増＝ホームページ改善～「来場に直結するコンテンツ」に絞って再確認
  • 来場増、短期間かつ即効性は「メール」～対面イベントだけでなく「オンライン」も

• 【住宅会社の動画活用講座】
• スタッフの趣味動画を投稿し差別化
  
  • WEBを主軸にSNS・YouTubeも活用し集客
  • スタッフの趣味からキャンプ動画を企画

• 【広告に見る住宅業界】
• 注目広告ピックアップ～ 2022年11月

• 【新商品・新提案情報　2022年11～12月】 

• 【MONTHLY DATA FILE　2022年10月　県別着工統計データ】

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