週刊住宅産業エクスプレス―vol.1242

【1今週の視点】

日銀「生活意識アンケート調査」/景況感「良くなった」3.9%に低下

●景況感
日銀が17日発表した2024年12月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、「1年前と比べた現在の景況感」について「良くなった」の回答が3.9%となり、前回9月調査の6.9%から3.0ポイント低下した。また、1年後の見通しについては「良くなる」の回答が5.7%となり、前回9月調査の6.6%から0.9ポイント低下した。各景気指標の基調判断「緩やかな回復」や「下げ止まり」とは異なり、物価高や先行き不安を反映した結果となっている。
住宅市場は、大手中堅15社の12月全体受注棟数伸び率が前年同月比▲0.7%、先行指標の集客が同▲14%となった。また、2025年新春集客は前年同期比▲10%、18年比▲75%となった。厳しい市場環境が続いているが、「子育てグリーン住宅支援事業」などプラス材料もある。積極的な仕掛けの継続、迅速・丁寧なフォロー、安心・安全の提案で住宅計画者の背中を後押しし、ランクアップ、契約へと繋げていきたい。

■日銀「生活意識に関するアンケート調査」(2024年12月)

 

【2イベント情報】

速報!2025年新春集客
~【集客伸率】▲10%、18年比▲75%、【総合評価】「C」(何とも言えない)

 

【3受注情報】

2024年12月受注最終集計
~大手中堅15社▲0.7%、大手10社0.6%増

  

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1250 (3/17/2025) - 【1.今週の視点】 2月街角景気/現状判断2カ月連続悪化、物価高など影響し31カ月ぶり低水準 ●景気動向 内閣府が10日に発表した2月「景気ウオッチャー調査」(街角景気)によると、街角の足元の景気実感を示す現状判断指数が…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1249 (3/10/2025) - 【1.今週の視点】 2月消費動向調査/消費者心理(消費者態度指数)3カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が4日発表した2月の消費動向調査によると、消費者心理を示す「消費者態度指数」が35.0となり、前月比0.2ポイント低下し…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1248 (3/3/2025) - 【1.今週の視点】 1月新設住宅着工戸数▲4.6%、9カ月連続減/持家▲8.6%、4カ月ぶり減 ●住宅着工 国土交通省の建築着工統計によると1月の新設住宅着工戸数は56,134戸、前年同月比▲4.6%(前年1月▲7.5%…続きを読む
by .