週刊住宅産業エクスプレス―vol.1236

【1今週の視点】

10月消費者物価指数2.3%上昇/電気・ガス代負担軽減策で2カ月連続低下

●消費者物価
総務省が22日に発表した10月の全国消費者物価指数(2020年=100)によると、変動が大きい生鮮食品を除く総合が108.8となり、前年同月比2.3%の上昇となった。政府の電気・ガス代負担軽減策による押し下げ効果により、上昇幅は前月比0.1ポイント低下、2カ月連続の低下となった。電気代や都市ガス代を含むエネルギー関連の上昇率は2.3%となり、前月比3.7ポイントの低下、2カ月連続の低下となった。一方、食品の値上げが進み、特に米類は過去最大の伸びとなった。
住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社全体の10月受注棟数伸び率が前年同月比▲0.4%となり、6カ月ぶりにマイナス受注となった。主力の戸建請負ではボリュームゾーン3,000万円台で予算が追い付かない検討客が多く、慎重な動きが目立つ。安心・安全の提案で住宅計画者の背中を後押ししたい。

■消費者物価指数の伸び率推移

資料)総務省「全国消費者物価指数」

 

【2業界動向】

2024年発表の住宅メーカー【新規事業・多角化・海外関連】ニュース
~【国内】積水・大和/CVCファンド本格運用、【海外】アメリカ中心に展開加速

  

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1246 (2/17/2025) - 【1.今週の視点】 1月街角景気/現状判断3カ月ぶり悪化、先行き2カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が10日に発表した1月「景気ウオッチャー調査」によると、街角の足元の景気実感を示す現状判断指数が48.6となり、前月比0.…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1245 (2/10/2025) - 【1.今週の視点】 12月景気動向指数/一致指数(足元)2カ月ぶり改善 ●景気動向 内閣府が7日発表した2024年12月の景気動向指数速報(2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が116.8となり前月比1…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1244 (2/3/2025) - 【1.今週の視点】 12月新設住宅着工戸数▲2.5%、持家4.6%増/2024年計79.2万戸、▲3.4% ●住宅着工 国土交通省の建築着工統計によると12月の新設住宅着工戸数は62,957戸、前年同月比▲2.5%(前年…続きを読む
by .