週刊住宅産業エクスプレス―vol.1226

【1今週の視点】

8月街角景気/現状判断・先行き判断とも3カ月連続改善

●景気動向
内閣府が9日発表した8月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが前月比1.5ポイント上昇の49.0となり3カ月連続で改善した。内閣府では景気判断を「緩やかな回復基調が続いている」とし、前月までの「このところ弱さがみられる」の文言を削除し15カ月ぶりに上方修正した。

一方、2-3カ月先の景気の先行きに対する先行き判断DIは前月比2.0ポイント上昇の50.3となり3カ月連続で改善した。内閣府では先行きについて「価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている」とし前月の判断を据え置いた。

住宅市場は、大手中堅住宅メーカーの8月受注棟数が判明13社の全体伸び率で前年同月比9.2%増、先行指標の集客が▲7%となった。受注は前年迄のハードルが低いが4カ月連続プラスとなり、主力の戸建請負は若干持ち直し傾向にある。先行きは不透明だが、足元景況感の上向きが後押しになることを期待したい。

■街角景気の推移
街角景気の推移

資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」

 

【28月受注速報 主要13社計9.2%増、4カ月連続増】

~【受注】戸建請負/若干持ち直す、アパート/やや鈍化・弱含み【集客】▲7%、再来場は増加

  

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