【1.今週の視点】
6月街角景気/現状判断・先行き判断とも4カ月ぶり改善
●景気動向
内閣府が8日発表した6月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが前月比1.3ポイント上昇の47.0となり低水準ながら4カ月ぶりに改善した。内閣府では景気判断を「緩やかな回復基調が続いているものの、このところ弱さがみられる」とし据え置いた。
一方、2-3カ月先の景気の先行きに対する先行き判断DIは前月比1.6ポイント上昇の47.9となり4カ月ぶりに改善した。内閣府では先行きについて「価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている」とし前月の判断を据え置いた。
住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社の6月受注棟数が前年同月比1.0%増、先行指標の集客が±0%となった。
受注は主力の戸建請負で苦戦が続くところが目立ち、これまで受注を牽引してきた分譲・賃貸もやや鈍化している。中身の濃い住宅計画者も動いているが、建替え層中心に慎重な動きが目立つ。積極的な仕掛けを継続し住宅計画者の背中を後押ししたい。
■街角景気の推移
【2.6月受注速報】主要15社計1.0%増、2カ月連続増
~【受注】戸建請負/苦戦続く、分譲・賃貸/やや鈍化、【集客】±0%も休日当たり▲20%
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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