週刊住宅産業エクスプレス―vol.1214

【1今週の視点】

5月街角景気/現状判断・先行き判断とも3カ月連続悪化 

●景気動向
内閣府が10日発表した5月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが前月比1.7ポイント低下の45.7となり3カ月連続で悪化した。22年8月(45.5)以来の低水準。
内閣府では景気判断を「緩やかな回復基調が続いているものの、このところ弱さがみられる」とし据え置いた。

一方、2-3カ月先の景気の先行きに対する判断DIは前月比2.2ポイント低下の46.3となり3カ月連続で悪化した。内閣府では先行きについて「価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている」とし前月の判断を据え置いた。

住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社の5月受注棟数が前年同月比9.5%増、集客が同▲10%となった。受注棟数は約10%増だが18/5比では84%水準に悪化、集客は休日1日当たり概ね±0%だが18/5比では47%水準に悪化する。
戸建分譲とアパートは好調持続だが主力の戸建請負の動きが鈍い。景気判断の悪化、住宅計画者のマインド低下が懸念される。

●景気動向
★全体15社計…9.5%増、前月比11.8p上昇、3カ月ぶり増
★大手10社計…5.1%増、前月比10.7p上昇、3カ月ぶり増
★中堅 5社計…25.1%増、前月比13.8p上昇、10カ月連続増

■街角景気の推移
街角景気の推移資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」

 

【2.5月受注速報】主要15社計9.5%増、3カ月ぶり増も18年比84%水準に悪化

【受注】戸建請負/鈍化、分譲・アパート/好調【集客】▲10%、18年比47%水準に悪化

  

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

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