週刊住宅産業エクスプレス―vol.1191

【1今週の視点】

12月短観/業況判断【大企業製造業】3四半期連続改善も先行きは悪化見込む 

●日銀短観
日銀が13日発表した12月短観によると、大企業製造業の業況判断指数(DI)がプラス12となり、前回9月から3ポイント上昇し、3四半期連続で改善した。
業況判断DIは、景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を差し引いて算出する。
価格転嫁の進展や自動車の生産回復などが寄与した。

一方、大企業非製造業はプラス30となり、前回9月から3ポイント上昇し約32年ぶりの高水準となった。
但し、先行き判断DIは大企業製造業がプラス8、大企業非製造業がプラス24でどちらも悪化を見込んでおり、依然として先行きには不透明感がある。

住宅市場は、大手中堅メーカー15社の11月受注棟数伸率が前年同月比▲6.5%、集客が同▲7~8%となり、受注・集客とも中間速報から下方修正となった。
厳しい市場環境が続くが、子育てエコホームなどの支援策やフラット35金利引き下げなどの新たな後押し材料もある。
積極的な仕掛け、迅速・丁寧なフォローで新春のリアル集客に結び付けたい。

■製造業・非製造業の業況判断(2023年12月)
製造業・非製造業の業況判断(2023年12月)資料)日本銀行「短観」2023年12月(全国企業短期経済観測調査)

 

【2.イベント情報】2024年新春の【展示場オープン日】と【販促仕掛け】

~【展示場】3~4日オープンが平均像、【販促】例年並みの取り組み
  

【3.受注情報】11月受注最終集計

~大手・中堅15社▲6.5%、大手10社▲10.4%、中堅5社11.7%増に下方修正
  

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

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