週刊住宅産業エクスプレス―vol.1188

【1今週の視点】

11月月例経済報告/景気総括判断「一部に足踏み」下方修正

●景気動向
内閣府が22日発表した11月の月例経済報告によると、国内景気の総括判断を「このところ一部に足踏みもみられるが、緩やかに回復している」とし前月の「緩やかに回復している」から下方修正した。
下方修正は1月以来10カ月ぶり。個別項目では「設備投資」を「持ち直しに足踏みがみられる」とし23カ月ぶりに下方修正した。
半導体製造装置や産業用ロボットの出荷減が響いた。

住宅市場は、大手・中堅住宅メーカー15社の10月受注棟数伸率が前年同月比▲2.7%、7カ月連続減、先行指標の集客が同▲15%、6カ月連続減となった。
住宅価格の高騰、物価高、実質賃金の低下だけでなく、社会情勢不安などによるマインド低下も下押し要因となっている。
積極的な仕掛け、迅速・丁寧なフォロー、各種支援策の活用など徹底し、住宅計画者の背中を後押ししたい。

■内閣府「月例経済報告」(令和5年11月)
内閣府「月例経済報告」(令和5年11月)

 

【2.業界動向】2023年発表の住宅メーカー【新規事業・多角化・海外関連】ニュース

~国内/駅前など再開発目立つ、海外/アメリカ中心に展開
  

【3.受注情報】大和ハウス

~2023年10月受注▲8.5%、集客▲27%
  

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

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