【1.今週の視点】
6月街角景気/【現状】5カ月ぶり悪化、【先行き】2カ月連続悪化
●景気動向
内閣府が10日発表した6月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが53.6となり前月比で1.4ポイント低下し5カ月ぶりに悪化した。
内閣府では景気判断の表現を「緩やかに回復している」とし前月の判断を据え置いた。
一方、先行き判断DIは52.8となり前月比で1.6ポイント低下し2カ月連続の悪化となった。内閣府では先行きについて「5類感染症への移行も終わり、改善テンポに一服感がみられるものの、緩やかな回復が続くとみている。」としている。
住宅市場は、大手・中堅住宅メーカー14社の6月受注棟数伸率が前年同月比▲14.3%、消費増税とコロナの影響を除く18/6比で82%水準となる。集客は▲10%、18/6比で59%水準。
本体価格予算2,000~3,000万円台のボリュームゾーンでは予算が追い付かない顧客が増加している。
積極的な仕掛けの継続、丁寧なフォロー、安心・安全の提案で一件でも多くの契約に結び付けたい。
■街角景気(現状判断・先行き判断)の推移
資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.6月受注速報】主要14社計▲14.3%、3カ月連続減
~【受注】戸建て苦戦、アパート好調/【集客】▲10%、18年比59%水準に低下
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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