【1.今週の視点】
5月街角景気/【現状】4カ月連続改善、【先行き】6カ月ぶり悪化
●景気動向
内閣府が8日発表した5月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが55.0となり前月比で0.4ポイント上昇し4カ月連続で改善した。
内閣府では景気判断の表現を「緩やかに回復している」とし前月の「持ち直している」から上方修正した。「緩やかに回復」は18年11月以来4年半ぶりとなる。
一方、先行き判断DIは54.4となり前月比で1.3ポイント低下し6カ月ぶりの悪化となった。
内閣府では先行きについて「価格上昇の影響等を懸念しつつも、持ち直しが続くとみている」とし判断を据え置いた。
住宅市場は、大手・中堅住宅メーカー11社の5月受注棟数伸率が前年同月比▲19.2%、2カ月連続減となった。
3月特殊要因の大和Hを除くと6カ月連続減となる。
先行指標の集客は▲10%。休日当たりでは▲1~2%となり、若干回復の兆しも感じられるが楽観できない。積極的な仕掛けを継続したい。
●2023年5月受注棟数伸率
★全体11社計…▲19.2%、前月比10.2p低下、2カ月連続減
★大手 7社計…▲23.4%、前月比14.7p低下、2カ月連続減
★中堅 4社計…▲5.6%、前月比4.8p上昇、2カ月連続減
■街角景気(現状判断・先行き判断)の推移
資料)内閣府「景気ウォッチャー調査
【2.5月受注速報】主要11社計▲19.2%、2カ月連続減
~【受注】▲2ケタ7社、戸建請負は全社マイナス/【集客】▲10%、若干回復兆し
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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