5月・街角景気/【現状】3ヵ月ぶり悪化、基調判断に「一服感」盛り込む

●景気動向

内閣府が8日発表した5月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景況感を示す「現状判断指数」が【47.1】となり、前月比▲1.9ポイント、3カ月ぶりの悪化となった。雇用関連は堅調だが、家計動向関連、企業動向関連が悪化した。一方、2~3カ月先の景況感を示す「先行き判断指数」は【49.2】となり、前月比▲0.9ポイント、2カ月ぶりの悪化となった。内閣府では基調判断を前月の「緩やかな回復基調が続いている」から、「緩やかな回復基調が続いているものの、一服感がみられる」に変更。4カ月ぶりに下方修正した。

住宅市場は、先行指標である集客が堅調に推移しているものの、足元の受注は依然として重い動きが続いている。但し、若干ではあるが底打ちから上向きの兆しも感じられる。決して楽観はできないが、力強い回復につなげるためにも、初回接客、特徴・強み訴求、積極仕掛けの継続など基本を徹底し、契約歩留まりを少しでも高めたい。

 

 

   ■街角景気の推移  


  
   資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」

 

 

他の『週刊住宅産業エクスプレス』記事を
読みたい方はこちら
by .