2月百貨店売上高▲0.9%、3カ月連続減/都市部、富裕層は堅調も地方苦戦

●消費動向

日本百貨店協会が22日発表した2月の全国百貨店売上高は前年同月比▲0.9%、3カ月連続減となった。東京・大阪など10都市の売上高は全体で同0.2%増、6カ月連続増。高額商材の「美術・宝飾・貴金属」は同3.8%増、11カ月連続増となった。都市部や富裕層の消費は堅調に推移しているが、寒波の影響に加え地方の苦戦が目立つ。商品別には主力の衣料品や食料品が落ち込んだ影響が大きかった。

住宅市場は2月受注まで主力の戸建請負で重い動きが続いているが、先行指標の集客は堅調に推移しており、比較的中身も濃く再来場も増える傾向にある。株価大幅下落、政治不安、海外情勢など下押し材料も多いが、自社の強み訴求、詰めの商談を徹底し、契約歩留まりを少しでも高めたい。

 

  ■百貨店売上高の伸率推移

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