●景気動向
内閣府が8日発表した2月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景況感を示す「現状判断指数」が【48.6】となり前月比1.3ポイント悪化、3カ月連続での悪化となった。横ばいを示す50の水準を2カ月連続で割り込んだ。寒波や物価上昇の影響が出ている。また、2~3カ月先の景況感を示す「先行き判断指数」は【51.4】となり、前月比1.0ポイント悪化、4カ月連続での悪化となった。内閣府では基調判断を「緩やかな回復基調が続いている」とし前月の判断を据え置いた。
住宅市場は厳しい受注環境が続いているが、先行指標の集客は堅調に推移している。米朝会談や賃上げなどによる、住宅計画者の動き活発化に期待したい。今年度も残すところあと3週間。しっかりと期末受注を追い込み新年度につなげたい。
●2018年2月受注棟数伸率
★全体14社計…▲2.3%、前月比1.7p低下、2カ月連続減
★大手 8社計…▲3.8%、前月比3.0p低下、2カ月連続減
★中堅 6社計…6.6%増、前月比6.1p上昇、3カ月連続増
■街角景気の推移
他の『週刊住宅産業エクスプレス』記事を
読みたい方はこちら 市場週刊住宅産業エクスプレス