【1.今週の視点】
7月街角景気/現状判断・先行き判断とも2カ月連続悪化
●地域経済
内閣府が8日発表した7月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが43.8となり前月比9.1ポイント低下し、2カ月連続で悪化した。下げ幅は今年1月(▲19.6ポイント)以来の大きさとなる。
新型コロナの感染拡大や食料品などの価格上昇が影響した。
内閣府では基調判断を「持ち直しに足踏みがみられる」とし、前月の「緩やかに持ち直している」から下方修正した。
また、先行き判断DIは42.8となり前月比4.8ポイント低下し、同じく2カ月連続で悪化した。
内閣府では先行きについて「持ち直しへの期待がある一方、価格上昇の影響等に対する懸念がみられる」としている。
住宅市場は、大手中堅15社集計で7月の受注棟数が前年同月比▲10.1%、集客が▲15%と厳しい状況になった。
それでも中身の濃い住宅計画者が確実に動いている。
住宅計画者の期待値以上、価格以上の接客・商談で一件でも多くの契約に結び付けたい。
●2022年7月受注棟数伸率
★全体15社計…▲10.1%、前月比6.8p低下、11カ月連続減
★大手10社計…▲11.5%、前月比8.2p低下、3カ月連続減
★中堅5社計…▲3.9%、前月比1.0p低下、4カ月連続減
■街角景気(現状判断・先行き判断)の推移
資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」数」
【2.7月受注速報】主要15社計▲10.1%、11カ月連続減
~【受注】動き鈍化、コロナ感染拡大も影響、【集客】▲15%、18年比57%水準に悪化
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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