【1.今週の視点】
6月月例経済報告/現状判断「持ち直しの動きがみられる」3カ月連続据え置き
●景気動向
内閣府が20日発表した6月の月例経済報告によると、国内景気の現状判断を「持ち直しの動きがみられる」とし3カ月連続で据え置いた。
また、先行きについては新型コロナウイルスの感染者が減少していることから、20年2月以降続けていた感染症の影響に関する記述を削除した上で、「ウクライナ情勢の長期化などが懸念されるなかで原材料価格の上昇や金融資本市場の変動による下振れリスクに十分注意する必要がある」とした。
個別項目では「住宅建設」「輸入」を上方修正する一方、「生産」を下方修正した。
住宅市場は、大手中堅メーカー15社の5月受注棟数が前年同月比▲1%、集客が5%増となった。
受注は値上げ前の駆け込みや価格先高が後押しになっているが、物価高や賃金伸び悩みもあり先行きは不透明。
安全・安心な資金計画を含む期待を裏切らない提案で、住宅計画者の背中を後押し、一件でも多くの契約に結び付けたい。
■内閣府「月例経済報告」(令和4年6月)
【2.業界動向】2021年度【環境設備機器】の採用棟数ランキング
~太陽光発電システム・蓄電池とも一条工務店が約1万3,000棟で突出
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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