ビルダーもネット集客に本腰を入れ始める!?

弊社では毎年全国のビルダーを対象にアンケート調査を実施しており、今年のアンケート調査の回答を回収・集計しました。
このアンケートで「経営戦略における今後の重点テーマは何ですか」という設問を設けています。弊社でピックアップしたキーワードから複数回答で選択していただく設問です。
この設問への回答は「人材育成」と「地域密着」が毎年1位、2位に選ばれます。次世代を担う人材を育てることと、地域に根付いて安定した経営を続けることは、ビルダーの2大テーマと言えるでしょう。

この設問の回答項目で、27.5%→38.8%→46.3%と回答率が年々高まっているのが「ネット活用」です。毎年全く同じビルダーにご回答いただいているわけではないので、単純に比較はできないのですが、他の回答項目と比べるとインターネットへの関心が明確に高まってきていると言えそうです。

自社のホームページを持っていないという住宅会社はもうないとは思いますが、そこからの集客・受注の流れがまだ形になっていないビルダーは多そうです。

ビルダーアンケートでは、16~17年度の集客・受注状況、今後の商品戦略の方向性、太陽光発電搭載率・ZEH普及率など、様々な設問を設けています。これらのアンケート結果や、全国のビルダーの棟数ランキングや財務分析、成功事例や最新動向を一冊にまとめた「ホームビルダー経営白書」という資料を毎年制作しています。

今年度版は11月末の発刊を予定していましたが、制作の進行がやや遅れていまして、12月上旬に発刊する予定です。(布施)

この記事の著者

布施 哲朗

2007年8月に住宅産業研究所へ入社。TACT編集部、マーケティング部を経て、2011年12月にTACTデスク、2018年11月にTACT編集長に就任。
同誌では、ビルダーを中心に全国各地の住宅会社へ直接取材を行い、最先端の商品戦略・営業戦略の情報を収集し記事を執筆、他媒体への記事提供も行う。一方で、建売住宅、リフォーム、海外市場など、多分野の調査資料を作成する他、受託調査、講演、セミナーも行っている。

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