【1.今週の視点】
4月「消費者物価指数」7年1カ月ぶり2%台
●消費者物価
総務省が20日発表した4月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、【総合】で101.5、前年同月比2.5%上昇、【値動きの大きい生鮮食品を除く総合】で101.4、同2.1%上昇した。
上昇率が2%台に乗るのは、消費税8%への増税の影響が残る2015年3月(同2.2%上昇)以来、7年1カ月ぶり。
消費税の影響を除くと08年9月以来、13年7カ月ぶりとなる。
上昇は8カ月連続で、コロナ禍からの需要回復やウクライナ情勢による資源価格の高騰や円安が影響している。
資源価格の高騰により、都市ガス代や電気代を含む【エネルギー】は19.1%の上昇となる。
住宅市場は、コロナ以降のウッドショックなど資材価格の高騰や資材不足に加え、ウクライナ情勢の影響もあり価格先高観測が強まっている。
価格先高は「今、契約」というユーザーの後押し材料になるが、急がない住宅計画者にとっては様子見や先延ばし要因にもなる。
価格に見合う以上の接客・提案で住宅計画者の背中を後押ししたい。
■消費者物価指数の伸率推移
資料)総務省「消費者物価指数」(2020年基準)
【2.イベント情報①】速報! 2022年GW集客状況
~【来場伸率】5%増、コロナ前85%水準、【総合評価】前年並み・何ともいえない
【3.イベント情報②】2022年GW集客に見る【事前予約率】【ニューノーマル仕様の要望割合】
【4.受注情報①】2022年4-6月、7-9月受注予想
~【4-6月+5%未満/7-9月前年並みが平均像
【5.受注情報②】2022年4月受注最終集計
~大手・中堅15社▲1.1%、大手10社0.4%増
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1234 (11/11/2024) - 【1.今週の視点】 財務省「経済情勢報告」/全11地域のうち5地域で判断を上方修正 ●景気動向 財務省が7日発表した10月の「全国財務局管内経済情勢報告」によると、全国の景気判断を「一部に弱さがみられるものの、緩やかに…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1233 (11/5/2024) - 【1.今週の視点】 10月例経済報告/「基調判断」据え置き、「生産」下方修正 ●景気動向 内閣府が29日に公表した10月の月例経済報告によると、国内景気の基調判断を「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」とし、…続きを読む