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【1.今週の視点】
2月街角景気/【現状】2カ月連続悪化、【先行き】5カ月ぶり改善
●景気動向
内閣府が8日発表した2月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが37.7となり、前月比0.2p低下し、2カ月連続で悪化した。
新型コロナ感染対策のまん延防止等重点措置の継続などが影響した。
一方、2~3カ月先の景気の先行きに対する判断は44.4、前月比1.9p上昇、5カ月ぶりの改善となった。
但し、調査期間が2月25日から28日であり、先行きについてはウクライナ情勢を懸念する指摘も複数みられる。
住宅市場は、大手中堅14社集計で受注棟数が前年同月比▲5.8%、集客が▲25%となった。
新型コロナは落ち着きつつあり、まん延防止も3/21で概ね解除されそうだが、ウクライナ情勢もあり予断を許さない状況が続く。
●2022年2月受注棟数伸率
★全体14社計…▲5.8%、前月比2.4p上昇、6カ月連続減
★大手 9社計…▲7.7%、前月比0.5p上昇、7カ月連続減
★中堅 5社計…3.7%増、前月比11.9p上昇、5カ月ぶり増
■街角景気(現状判断・先行き判断)の推移
資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.2月受注速報】主要14社計▲5.8%、6カ月連続減
~【受注】市場環境悪化で弱含み、【集客】▲25%、18・19年比▲40~50%水準変わらず
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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