【1.今週の視点】
11月街角景気/【現状】3カ月連続改善、【先行き】3カ月ぶり悪化
●景気動向
内閣府が8日発表した11月の景気ウォッチャー調査(街角景気)で景気の現状判断DIが56.3となり、前月比0.8p上昇し、3カ月連続で改善した。
2013年11月以来8年ぶりの高水準である。
一方、2~3カ月先の景気の先行きに対する判断は53.4、前月比4.1p低下し、3カ月ぶりに悪化した。
内閣府では、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、持ち直している。
先行きについては、コスト上昇等への懸念のほか、内外の感染症の動向に関する不確実性がみられるものの、持ち直しが続くとみている。」としている。
住宅市場は、大手・中堅13社の11月受注が▲7.0%、集客が▲20%となった。受注は駆け込みの反動や様子見もあり10・11月と弱含み。
集客は10月に持ち直しの兆しも感じられたが、11月は18・19年比▲40%水準に落ち込んだ。
新春の販促やWEBの有効活用で集客・受注へと結び付けたい。
●2021年11月受注棟数伸率
★全体13社計…▲7.0%、前月比2.3p低下、3カ月連続減
★大手 9社計…▲6.9%、前月比2.7p低下、4カ月連続減
★中堅 4社計…▲7.5%、前月比0.3p上昇、2カ月連続減
■街角景気(現状判断・先行き判断)の推移
資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.11月受注速報】主要13社計▲7.0%、3カ月連続減
~【受注】反動・様子見で弱含み続く/【集客】▲20%、18・19年比▲40%水準に逆戻り
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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