【1.今週の視点】
国交省/全国主要100地区の地価は3カ月前比【上昇】40地区で増加傾向
●地価動向
国交省は19日、「主要都市の高度利用地地価動向報告」(地価LOOKレポート)を発表した。全国の主要100地区の10月時点での地価変動は、前回7月調査との比較で、上昇した地区数が40地区(構成比40%、全地区とも0%超3%未満の上昇)となり、前回の35地区から5地区増加した。
また、横ばいの地区数は30地区(同30%)となり前回から6地区減少、下落の地区数は30地区(同30%、全地区とも0%超3%未満)となり前回から1地区増加した。
国交省では「住宅地では、マンションの販売状況が堅調で上昇している地区が増加」としている。
住宅市場は、大手中堅メーカー15社の最終集計で10月受注棟数が前年同月比▲4.7%、集客が同▲7%となった。
受注は9月ローン控除駆け込みの反動に加え、先延ばしや様子見もみられる一方で、集客は若干回復の兆しも見られる。但し、ローン控除率縮小のニュースもあり11・12月は弱含みで推移しそう。
それでも各社の積極的なWEB活用や紹介活動により新規名簿の獲得数はプラスのところも目立つ。
“次”の仕掛けでリアルな営業、ランクアップに繋げ、一件でも多くの契約に持ち込みたい。
■主要都市の地価の上昇・横ばい・下落の地区数の割合推移
資料)国土交通省「主要都市の高度利用地地価動向報告」
【2.財務情報】住宅メーカーの2021年度中間業績と通期予想
~【中間】全5社増収、営業・経常増益/【予想】全4社増収、3社増益
【3.受注情報】2021年10月受注最終集計
~大手・中堅15社計▲4.7%、中堅5社計▲7.8%
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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