【1.今週の視点】
10月「消費者心理」2カ月連続改善、19年5月以来の高い水準
●消費者心理
内閣府が10月29日発表した10月「消費動向調査」によると、消費者心理を示す【消費者態度指数】(2人以上の世帯)が前月比1.4ポイント上昇の39.2となった。
2カ月連続の改善で、19年5月以来の高い水準となった。同指数を構成する4つの意識指標のうち、「収入の増え方」が前月比1.0ポイント、「雇用環境」が同4.9ポイント上昇。
「暮らし向き」と「耐久消費財の買い時判断」が同0.1ポイント悪化した。
内閣府では基調判断を「持ち直しの動きが続いている」とし、前月の判断から上方修正した。上方修正は6月以来4カ月ぶり。
住宅市場は、大手中堅メーカー15社の9月受注棟数伸率が前年同月比▲3.9%、7カ月ぶり減、先行指標の集客が同▲25%となった。
新型コロナ感染者の大幅減少や消費者心理の改善はプラス材料だが、先行きは決して楽観できない。
市場やユーザーニーズの変化に柔軟に対応し、住宅計画者の背中を後押しし、一件でも多くの契約に結び付けたい。
■消費者態度指数(消費者心理)と消費者意識指標の推移
資料)内閣府「消費動向調査」
【2.業界動向】2021年度上半期オープン『体感型施設』のその後
~積水ハウス「Tomorrow´s Life Museum」 /セキスイハイム「ギャラリーパーク」/トヨタホーム「TQ FACTORY」等
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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