積水ハウスが埼玉県の旧県営団地跡地にて「コモンライフ武蔵藤沢駅前」を開発し、販売しました。全16区画の分譲地ですが、駅近くの好立地で、周りに大きい建物などは無く日当たりも良さそうです。それだけでも分譲地としては良い条件ですが、この分譲地は埼玉県との共同事業で「子育て共助のまち普及モデル事業」に選ばれています。
分譲地最大の特徴は「ひとえんコモン」と名付けた分譲地中央の共有部で、全ての区画から見渡すことができ、分譲地内のご近所さんと街ぐるみで子供たちを見守る関係が育成できると考えています。
またこの分譲地では「子育て世代」が集まるだけではなく、その世帯を見守る「見守り世代」つまり「おじいちゃん、おばあちゃん世代」と共存することも目的としており、「子育て世代」としては、外で遊ばせても安心の見守りや、いざという時のアドバイスをご年配の方からもらうことができ、「見守り世代」としては、孫と遊ぶような新しい刺激や、いざという時の若者の力を借りることができます。近年はご近所付き合いが少なくなってきており、子供たちの見守りと同時にご年配の方々の見守りも少なくなってきていますが、それをまた取り戻そうという提案です。
分譲地内のモデル棟は「見守り世代」向けの建物「ひとえんラボ」です。1階に寝室がある3LDKの間取りで内装は木を設えた温かみのある空間。構造も木造のシャーウッド。ご年配の方が暮らしやすい間取りと、「ひとえんコモン」に繋がった大きい土間があるなど、子供たちが気楽に立ち寄れる建物としても機能することも想定しています。
この分譲地は、土地+建物30坪前後で平均6,000万円とのこと。共働き世帯をターゲットにしており、現状4件成約のうち全てが「子育て世帯」にあたるといいます。今後この分譲地に「見守り世帯」が入ってくることで、街としてどのように成長していくか楽しみです。(高津)
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