【1.今週の視点】
日銀「地域経済報告」/【北陸・近畿】上方修正、【中国・四国】下方修正
●地域経済
日銀が5日に公表した地域経済報告(さくらレポート)によると、全国9地域のうち北陸、近畿の2地域の景気判断を引き上げた一方で、中国、四国の2地域の景気判断を引き下げ、その他5地域は据え置いた。
各地域の景気の総括判断は、「基調としては持ち直し」または「持ち直しつつある」などが目立つ一方で、「持ち直しのペースが鈍化」とする地域があるなど回復にばらつきがみられる。
しかも、最近の新型コロナの感染者拡大や東京の緊急事態宣言は反映されていない。先行きは不透明といえる。
住宅市場は、大手・中堅住宅メーカー15社の6月受注棟数伸率が最終集計で前年同月比24.9%増、4カ月連続増となった。
また、先行指標の集客は▲11~12%となった。受注棟数は新型コロナの影響除く19年比110%水準(10%増)、新型コロナ、消費増税の影響除く18年比98%水準(▲2%)に下方修正となる。
それでも、主力の戸建需要は底堅いといえる。WEBの有効活用による潜在客の掘り起こしを含め、有力見込み客、商談客の確保に努めたい。
■各地域の景気の総括判断と前回との比較
【2.ビルダー・FC特集】2021年4-6月受注・集客動向
~受注/ウッドショックによる値上げ前駆け込み目立つ、集客/展示場戻り鈍い
【3.6月受注最終集計】大手・中堅15社計24.9%増、中間比10.2ポイント下方修正
~大手10社24.9%増、中堅5社24.5%増
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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