弊社では週1回の「エクスプレス」、月1回の「TACT」、そして年1回のペースで様々な市場調査資料を発行しています。私が毎年制作を担当させていただいているのが、全国のビルダーの最新情報をまとめた『ホームビルダー経営白書』です。今年(15年版)は10月末日に発刊しました。
改めて、全国の各都道府県のメーカーVSビルダーの構図を見てみると、傾向としては、この10年の間に大手メーカーからビルダーへと、少しずつ市場掌握量がシフトしてきています。ビルダーNo.1県の数は11~14年度にかけて、15県→19県→20県→21県と増えてきました。アパートを除いた戸建住宅(注文+分譲)だけで見ると、14年度は29県でビルダーが1位となりました。
下表はビルダーが低層住宅着工ランキング1位を取った県です。エリア別に見ると、関東、東北、九州、日本海側というのは、ビルダーがトップに立つエリアとなってきています。住宅需要の幅が広く、ハウスメーカーも力を入れる首都圏は、今後もメーカーとビルダーの争奪戦となりそうです。一方で東北や裏日本は、青森のハシモトホーム、岩手のシリウス、山形のクリエイト礼文、新潟のイシカワなど、地元ビルダーが圧倒的に強いエリアとなっています。
『’15ホームビルダー経営白書』には、エリア別・県別のビルダー棟数ランキングや各社の財務内容などのデータ、ビルダーアンケートの集計結果や各社の営業戦略などをまとめています。15年版からは、大手ビルダーの拠点一覧表や、主要FC・VCの概要・加盟店一覧等、14年版には無かった情報も掲載しています。また、消費増税後も伸びている元気な会社、面白い取組をしている会社等、ビルダー100社の調査個表を収録しています。(布施)
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