週刊住宅産業エクスプレス―vol.1065

【1今週の視点】

4月街角景気/【現状】3カ月ぶり悪化、【先行き】2カ月連続悪化

●景気動向

内閣府が13日発表した4月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが39.1となり、前月比9.9ポイントの低下となり、3カ月ぶりに悪化した。新型コロナウイルスの感染が拡大し、東京、大阪、兵庫、京都で緊急事態宣言が発令され、小売りや飲食関連が落ち込んだ。

内閣府では判断の表現を「新型コロナ感染症の影響による厳しさが残る中で、持ち直しに弱さがみられる」とし、3カ月ぶりに下方修正した。

住宅市場は、大手・中堅12社の4月受注棟数伸率が前年同月比74.3%増、2カ月連続増となった。前年のハードルは低いが、消費増税、新型コロナの影響を除く18年比でも117%水準にある。
先行きは決して楽観できないが、住宅計画者の期待を裏切らない接客・商談で1件でも多くの契約に結び付けたい。

●2021年4月受注棟数伸率
★全体12社計…74.3%増、前月比68.1p上昇、2カ月連続増
★大手 7社計…66.8%増、前月比62.6p上昇、2カ月連続増
★中堅 5社計…96.6%増、前月比78.5p上昇、6カ月連続増

■街角景気の推移
街角景気の推移資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」

 

【2.4月受注速報】主要12社計74.3%増、2カ4月連続増

~【受注】増税・コロナ影響除く18年比117%水準/【集客】一昨年並み水準に戻る
 

※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…  
 

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

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