【1.今週の視点】
1月家計調査/実質消費支出▲6.1%、実収入▲2.5%に低下
●消費動向
総務省が9日発表した1月「家計調査」によると、2人以上勤労者世帯の【実質消費支出】は前年比▲6.1%となり、昨年9月以来のマイナス幅に拡大した。
首都圏などで緊急事態宣言が再発令され、外出自粛などが支出を下押しした。
品目別で特にマイナス幅が大きかったのは、外食費、旅行費、交通費など。また、2人以上勤労者世帯の【実収入】は、1世帯当たり前年比▲2.5%に落ち込んだ。
冬のボーナス削減で世帯主の臨時収入・賞与が前年比2割以上減少したことが主な要因。
中間層における消費マインドの一段の低下が懸念される。
住宅市場は、大手中堅メーカーの受注ベースで何とか微減に踏ん張っており、先行指標の集客もやや持ち直しの兆しが感じられる。
但し、先行きは不透明であり決して楽観できない。
住宅計画者の期待を裏切らない安全・安心で夢のある商談・接客で背中を後押しし、一件でも多くの契約に結び付けたい。
■消費支出と実収入の伸率推移(2人以上の勤労者世帯)
資料)総務省「家計調査」
【2.業界動向】2020年度「住宅メーカーの海外進出事例紹介」
~大和ハウス/オランダ、パナソニックホームズ/ニュージーランドなど新しい動きも
【3.トピック】『ニューノーマルな暮らし体感モデル』全国展開
~積水化学工業住宅カンパニー
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1239 (12/16/2024) - 【1.今週の視点】 12月短観/業況判断【大企業製造業】2四半期ぶり改善、先行きは小幅悪化見込む ●日銀短観 日銀が13日発表した12月短観によると、大企業製造業の業況判断指数(DI)がプラス14となり、前回9月の13か…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1238 (12/9/2024) - 【1.今週の視点】 内閣府「景気動向指数」/一致指数(足元)2カ月連続上昇 ●景気動向 内閣府が6日発表した10月の景気動向指数速報(2020年=100)は、足元の景気動向を示す一致指数が前月比2.5ポイント上昇の116…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1237 (12/3/2024) - 【1.今週の視点】 10月新設住宅着工戸数▲2.9%、6カ月連続減/持家9.0%増、35カ月ぶり増 ●住宅着工 国土交通省の建築着工統計によると10月の新設住宅着工戸数は69,669戸、前年同月比▲2.9%(前年10月▲…続きを読む