週刊住宅産業エクスプレス―vol.1057

【1今週の視点】

2月街角景気/【現状】4カ月ぶり改善、【先行き】3カ月連続改善

●景気動向

内閣府が8日発表した2月の景気ウオッチャー調査(街角景気)で景気の現状判断DIが41.3となり、前月比10.1ポイントの大幅上昇となり、4カ月ぶりに改善した。
内閣府では、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直しの動きがみられる」とし、前月の「このところ弱まっている」から上方修正した。

住宅市場は、大手・中堅15社の2月受注棟数伸率が前年同月比▲2.8%、2カ月連続減となった。連続減だが集客大幅減、緊急事態宣言の厳しい市場環境の中において、予想以上に需要の底堅さが感じられる。

先行指標の集客は1月がほぼ半減だったが2月は▲15%までマイナス幅が縮小、休日当たりではさらに▲6~7%にまでマイナス幅が縮小する。
先行きは不透明であり、決して楽観できないが、住宅計画者の期待を裏切らない接客・商談で一件でも多くの契約に結び付けたい。

■街角景気の推移
街角景気の推移資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」

 

【2.2月受注速報】主要15社計▲2.8%、2カ月連続減

~【受注】2カ月連続“微減”で健闘/【集客】休日当たり▲6~7%、1月“大底”
 

※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…  
 

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1235 (11/18/2024) - 【1.今週の視点】 10月街角景気/現状判断・先行き判断とも2カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が11日発表した10月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが前月比0.3ポイント低下の47.5となり…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1234 (11/11/2024) - 【1.今週の視点】 財務省「経済情勢報告」/全11地域のうち5地域で判断を上方修正  ●景気動向 財務省が7日発表した10月の「全国財務局管内経済情勢報告」によると、全国の景気判断を「一部に弱さがみられるものの、緩やかに…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1233 (11/5/2024) - 【1.今週の視点】 10月例経済報告/「基調判断」据え置き、「生産」下方修正 ●景気動向 内閣府が29日に公表した10月の月例経済報告によると、国内景気の基調判断を「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」とし、…続きを読む

 

by .