【1.今週の視点】
2月街角景気/【現状】4カ月ぶり改善、【先行き】3カ月連続改善
●景気動向
内閣府が8日発表した2月の景気ウオッチャー調査(街角景気)で景気の現状判断DIが41.3となり、前月比10.1ポイントの大幅上昇となり、4カ月ぶりに改善した。
内閣府では、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直しの動きがみられる」とし、前月の「このところ弱まっている」から上方修正した。
住宅市場は、大手・中堅15社の2月受注棟数伸率が前年同月比▲2.8%、2カ月連続減となった。連続減だが集客大幅減、緊急事態宣言の厳しい市場環境の中において、予想以上に需要の底堅さが感じられる。
先行指標の集客は1月がほぼ半減だったが2月は▲15%までマイナス幅が縮小、休日当たりではさらに▲6~7%にまでマイナス幅が縮小する。
先行きは不透明であり、決して楽観できないが、住宅計画者の期待を裏切らない接客・商談で一件でも多くの契約に結び付けたい。
■街角景気の推移
資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.2月受注速報】主要15社計▲2.8%、2カ月連続減
~【受注】2カ月連続“微減”で健闘/【集客】休日当たり▲6~7%、1月“大底”
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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