【1.今週の視点】
内閣府「1月月例経済報告」/「持ち直しの動き」据え置きも先行き不透明
●景気動向
内閣府が22日発表した1月の月例経済報告によると、国内景気の総括判断を「新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるが、持ち直しの動きが見られる」とし7カ月連続で据え置いた。
個別項目では、「設備投資」と「住宅建設」の2項目を上方修正した一方で、「個人消費」と「(企業)業況判断」の2項目を下方修正した。
景気の先行きについては、「内外の(新型コロナ)感染拡大による下振れリスクの高まりに十分注意する必要がある」としている。
住宅市場は、直近の12月受注が大手中堅メーカー15社の全体受注棟数伸率で4.6%増となり3カ月ぶりにプラスに回復した。
コロナ感染拡大の中で、予想以上の健闘といえるが先行指標の集客は9月以降▲15~20%の低水準で推移している。
WEBの有効活用で商談客を一組でも多く確保するとともに、住宅計画者の期待を裏切らない接客・商談で一件でも多くの契約に結びつけたい。
■内閣府「月例経済報告」(令和3年1月)
【2.イベント情報①】速報!2021年新春集客
~【来場伸率】▲50%、【総合評価】余り期待できない
【3.イベント情報②】新春集客に見る
【事前予約率】【ニューノーマル仕様の要望割合】
【4.受注情報】受注予想
~2021年1-3月前年並み、4-6月10%増が平均像
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1240 (12/23/2024) - 【1.今週の視点】 2024年11月消費者物価指数2.7%上昇、39カ月連続増/前月比0.4p上昇 ●消費者物価 総務省が20日に発表した11月の全国消費者物価指数(2020年=100)によると、変動が大きい生鮮食品を除…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1239 (12/16/2024) - 【1.今週の視点】 12月短観/業況判断【大企業製造業】2四半期ぶり改善、先行きは小幅悪化見込む ●日銀短観 日銀が13日発表した12月短観によると、大企業製造業の業況判断指数(DI)がプラス14となり、前回9月の13か…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1238 (12/9/2024) - 【1.今週の視点】 内閣府「景気動向指数」/一致指数(足元)2カ月連続上昇 ●景気動向 内閣府が6日発表した10月の景気動向指数速報(2020年=100)は、足元の景気動向を示す一致指数が前月比2.5ポイント上昇の116…続きを読む