「お気軽にお問い合わせください」と言われても…

ウェブ集客で成果をあげるためには、自社ウェブサイトの改善と同じくらい大切なのが「ウェブ経由の反響(資料請求・お問い合わせなど)への対応方法の改善」です。ウェブサイトの改善で反響が増えても、肝心の来場が増えなければ、意味が無いからです。
しかし、過去にもこのブログでお伝えしてきましたが、反響→来場の歩留まり改善に向けた取り組みを積極的に行っているビルダー・メーカーは、まだ少ないように思います。
特に、来場獲得のポイントとなる「営業担当者・窓口担当者のメール対応」は、ほとんどの企業が手付かずのままです。

各種セミナー・研修などで、これまで200名近くのメールを添削していますが、誤字や脱字・お客様の名前間違い・専門用語の多用など、お客様宛とは到底思えない文面のメールが多く見られ、メーカー・ビルダーの「メール教育」が一向に進んでいないことを窺わせます。
中でも、非常に多く見られるのは、資料請求いただいたお客様に送っている、次のようなメールです。

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この度は資料請求いただき誠にありがとうございます。
資料を送付いたしますので、到着まで今しばらくお待ちください。
何かありましたら、お気軽にお問い合わせください。
今後ともよろしくお願いいたします。
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果たして、このようなメールを読んだお客様は、自社のファンになってくださるでしょうか?「お気軽にお問い合わせください」と言っても、本当に問い合わせてくださるお客様は、ほとんどいないでしょう。
例えば資料請求のお客様に対しては、ただのお礼だけではなく、自社紹介・自己紹介・お客様への質問を添えるなど、「メールでお客様に感心を持っていただくための工夫」が必要です。この工夫をしないままでは、反響→来場の歩留まりは、いつまでも改善しないでしょう。

来週10月16日から全国4ヶ所で開催するセミナーでは、自社サイト・Eメール・ウェブ広告をはじめ、ウェブ集客で成果をあげるためのポイントを、テーマ別に解説します。(高田)

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