【1.今週の視点】
4月百貨店売上高▲72.8%、7カ月連続減/統計開始65年以来最大下げ幅
●消費動向
日本百貨店協会が22日発表した4月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比▲72.8%、7カ月連続減となった。統計を開始した65年1月以来最大の減少率。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の全国拡大に伴い、入店客数も8割近いマイナスとなった。訪日外国人客の激減(4月▲99.9%)に伴い、インバウンドは購買客数▲99.5%、売上高▲98.5%となった。
住宅市場は、大手中堅15社の4月受注棟数が前年同月比▲28%、先行指標の集客は4月▲75~80%、GW▲80~90%という大変厳しい結果となった。
今後、しばらく厳しい市場環境が続くと予想されるが、市場とユーザーの変化には“変化”で対応したい。
■全国百貨店売上高の伸率推移
資料)日本百貨店協会
【2.顧客動向】
2020年GW(緊急事態宣言以降)の顧客動向
~来場伸率▲80~90%、WEB商談利用率30~40%
【3.受注情報】
2020年4月受注最終集計
~大手・中堅15社▲28.0%、大手10社▲31.1%
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1255 (4/21/2025) - 【1.今週の視点】 日銀「生活意識アンケート」/景況感「悪くなった」が64.4%に上昇 ●景況感 日銀が11日発表した2025年3月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、「1年前と比べた現在の景況感」について「良…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1254 (4/15/2025) - 【1.今週の視点】 3月街角景気/現状判断3カ月連続悪化、先行き判断4カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が8日に発表した3月「景気ウオッチャー調査」(街角景気)によると、街角の足元の景気実感を示す現状判断指数が45.1とな…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1253 (4/7/2025) - 【1.今週の視点】 2月新設住宅着工戸数2.4%増、10カ月ぶり増/持家▲0.2%、貸家3.2%増 ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると2月の新設住宅着工戸数は60,583戸、前年同月比2.4%増(前年2月▲8.2%…続きを読む