【1.今週の視点】
2月街角景気/現状・先行き大幅悪化、「新型コロナで急速に厳しい状況」
●景気動向
内閣府が9日発表した2月の「景気ウォッチャー調査」(街角景気)の結果によると、景気の現状を示す現状判断指数が前月比14.5ポイントの27.4となり大幅に悪化した。
東日本大震災直後の11年4月以来の低水準。内閣府では景気ウォッチャーの判断を「新型コロナウイルスの影響により、急速に厳しい状況となっている」に下方修正した。
住宅市場では、受注ベースで2月後半から商談の遅れなど影響が出始めており、集客は3月に入って前年比4割減、5割減の厳しい状況になっている。
新型コロナウイルスの影響による3月以降の受注大幅減が懸念される。中長期の管理客を含めフォローを徹底したい。
■街角景気の推移資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.2月受注速報】
主要15社計▲7.0%、11カ月連続減
~【受注】後半、新型コロナで失速、【集客】休日当たり▲22~23%、新型コロナの影響拡大
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1246 (2/17/2025) - 【1.今週の視点】 1月街角景気/現状判断3カ月ぶり悪化、先行き2カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が10日に発表した1月「景気ウオッチャー調査」によると、街角の足元の景気実感を示す現状判断指数が48.6となり、前月比0.…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1245 (2/10/2025) - 【1.今週の視点】 12月景気動向指数/一致指数(足元)2カ月ぶり改善 ●景気動向 内閣府が7日発表した2024年12月の景気動向指数速報(2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が116.8となり前月比1…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1244 (2/3/2025) - 【1.今週の視点】 12月新設住宅着工戸数▲2.5%、持家4.6%増/2024年計79.2万戸、▲3.4% ●住宅着工 国土交通省の建築着工統計によると12月の新設住宅着工戸数は62,957戸、前年同月比▲2.5%(前年…続きを読む