【1.今週の視点~8月百貨店売上高2.3%増、5カ月ぶり増/一部駆け込み、高額商材は好調】
●消費動向
日本百貨店協会が20日発表した8月の全国百貨店売上高は4,200億円、前年同月比2.3%増、5カ月ぶり増となった。東京、大阪など【10都市】の売上高は同3.1%増、5カ月ぶり増、高額商材である【美術・宝飾・貴金属】は同23.8%増、7カ月連続増となった。
気温上昇で主力の衣料品を中心に盛夏商材が好調に推移した他、引き続き輸入時計など高額品が大幅に伸びた。一部商品に増税前の駆け込みも見られた。一方、インバウンドは訪日客の減少もあり同▲0.7%、7カ月ぶり減となった。
いよいよ10月から消費税が10%に増税される。住宅市場は相変わらず主力の戸建請負で長期化・様子見が目立つなど重い動きが続き苦戦するところが目立つ。先行指標の集客もマイナス基調であり慎重な来場者が目立ち、ランクアップのハードルは高い。
それでも中身の濃い住宅計画者が来場している。住宅計画者の期待を裏切らない初回接客で背中を後押ししたい。
■百貨店売上高の伸率推移資料)日本百貨店協会
【2.業界動向】
住宅メーカーのロボット・ドローン活用事例
~積水ハウス/新「点検システム」開始、大和ハウス工業/工場にアシストスーツ導入
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス工業etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1246 (2/17/2025) - 【1.今週の視点】 1月街角景気/現状判断3カ月ぶり悪化、先行き2カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が10日に発表した1月「景気ウオッチャー調査」によると、街角の足元の景気実感を示す現状判断指数が48.6となり、前月比0.…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1245 (2/10/2025) - 【1.今週の視点】 12月景気動向指数/一致指数(足元)2カ月ぶり改善 ●景気動向 内閣府が7日発表した2024年12月の景気動向指数速報(2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が116.8となり前月比1…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1244 (2/3/2025) - 【1.今週の視点】 12月新設住宅着工戸数▲2.5%、持家4.6%増/2024年計79.2万戸、▲3.4% ●住宅着工 国土交通省の建築着工統計によると12月の新設住宅着工戸数は62,957戸、前年同月比▲2.5%(前年…続きを読む