【1.今週の視点~7月街角景気/【現状判断】3カ月連続悪化、3年3カ月ぶり低水準】
●景気動向
内閣府が8日発表した7月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景況感を示す【現状判断指数】が41.2となり、前月比2.8p低下、3カ月連続の悪化、3年3カ月ぶりの低水準となった。
横ばいを示す50を19カ月連続で下回っている。企業動向関連、雇用関連、家計動向関連のすべてが悪化した。米中貿易摩擦や天候不順の影響が出ている。住宅市場は直近の7月受注が大手・中堅メーカーの受注棟数伸率で前年同月比▲9.4%となった。3月駆込みの反動よりも4-6月集客減の影響が出ている。
先行指標の集客は休日当たり5~6%増に回復したが、様子見・長期化が目立ちランクアップやクロージングのハードルは高い。積極的な仕掛けと丁寧なフォローを継続し、住宅計画者の背中を後押ししたい。
■街角景気の推移資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.7月受注速報】
主要13社計▲9.4%、4カ月連続減
~【受注】マイナス幅1.5p縮小も動き重い/【集客】休日当り実質5~6%増も慎重派目立つ
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス工業、セキスイハイム、ミサワホーム、住友林業、パナソニックホームズ、旭化成ホームズ、三井ホームetc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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