【1.今週の視点~6月百貨店売上高▲0.9%、3カ月連続減/悪天候・集客減響く】
●消費動向
日本百貨店協会が23日発表した6月の全国百貨店売上高は前年同月比▲0.9%、3カ月連続減となった。東京・大阪など10都市の売上高は▲0.1%、2カ月ぶり減。高額商材の「美術・宝飾・貴金属」は8.9%増、5カ月連続増。
また、インバウンドは円高基調にあるが0.6%増、5カ月連続増となった。全体的には、中旬以降の低温多雨に加え、月末の台風など悪天候による集客減が響いた。
一方、富裕層の消費指標でもある高額商材「美術・宝飾・貴金属」は堅調に推移している。消費増税前の駆け込みの影響が出始めたのかも知れない。
住宅市場は、主力の戸建請負で住宅計画者の動きの鈍さ、様子見・長期化が目立つ。
これから本格的な暑さが訪れるが、積極的な仕掛けを継続し、中長期客を含め一件でも多くの商談客を確保し、下期受注に結び付けたい。
■百貨店売上高の伸率推移資料)日本百貨店協会
【2.ユーザー動向】
『2018年度フラット35利用者調査』(住宅金融支援機構)より
~全住宅タイプで「建設費・購入価格」「返済負担率」が上昇
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス工業、セキスイハイム、ミサワホーム、住友林業、パナソニックホームズ、旭化成ホームズ、三井ホームetc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1246 (2/17/2025) - 【1.今週の視点】 1月街角景気/現状判断3カ月ぶり悪化、先行き2カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が10日に発表した1月「景気ウオッチャー調査」によると、街角の足元の景気実感を示す現状判断指数が48.6となり、前月比0.…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1245 (2/10/2025) - 【1.今週の視点】 12月景気動向指数/一致指数(足元)2カ月ぶり改善 ●景気動向 内閣府が7日発表した2024年12月の景気動向指数速報(2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が116.8となり前月比1…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1244 (2/3/2025) - 【1.今週の視点】 12月新設住宅着工戸数▲2.5%、持家4.6%増/2024年計79.2万戸、▲3.4% ●住宅着工 国土交通省の建築着工統計によると12月の新設住宅着工戸数は62,957戸、前年同月比▲2.5%(前年…続きを読む