週刊住宅産業エクスプレス―vol.957

【1今週の視点~2018年10-12月GDP/実質年率換算1.4%増、2四半期ぶりプラス成長】

●景気動向
内閣府が14日発表した2018年10-12月期のGDP(国内総生産、季節調整値)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で0.3%増となり、2四半期ぶりのプラス成長となった。年率換算では1.4%増(7-9月期▲2.6%)となる。
7-9月期は相次いだ自然災害の影響もあり個人消費が落ち込み、設備投資も低迷したが、10-12月期はその反動増もあり個人消費や設備投資が回復した。但し、輸出は米中貿易摩擦など海外経済の失速を背景に7-9月期の落ち込みを回復するまでには至らなかった。
住宅市場は消費増税の駆け込み的な動きは殆ど見られないが、緩やかな回復が続いている。先行指標の集客も堅調に推移しているが、増税前後のメリット判断目的の相談客も目立つ。それでも中身の濃い住宅計画者が確実に動いている。集客、ランクアップ、丁寧なフォローを徹底し、煽ることなく一件でも多くの受注に結び付けたい。
 
■実質GDP(国内総生産)成長率の推移
実質GDP(国内総生産)成長率の推移※資料)内閣府「2018年10-12月期四半期別GDP速報」
 

【2.商品情報

 2018年発売【戸建て新商品】のその後
~反響・受注とも、比較的好調の商品目立つ

 

【3.1月受注最終集計

 14社計3.1%増、速報比1.0ポイント下方修正
~大手9社計4.9%増、中堅5社計▲5.2%

 

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1217 (7/16/2024) - 【1.今週の視点】 5月新設住宅着工戸数▲5.3%、2カ月ぶり減/持家▲8.7%、30カ月連続減 ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると5月の新設住宅着工戸数は65,882戸、前年同月比▲5.3%(前年5月3.5%増)…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1216 (7/5/2024) - 【1.今週の視点】 6月月例経済報告/現状判断「景気は、このところ足踏みも緩やかに回復」据え置き ●景気動向 内閣府が27日発表した6月の月例経済報告によると、国内景気の現状判断を「このところ足踏みもみられるが、緩やかに…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1215 (6/28/2024) - 【1.今週の視点】 5月消費者物価2.5%上昇/電気代14.7%上昇 ●消費者物価 総務省が21日に発表した5月の全国消費者物価指数によると、変動が大きい生鮮食品を除く総合が107.5となり、前年同月比2.5%の上昇とな…続きを読む

 

by .