【1.今週の視点~内閣府12月「月例経済報告」/「景気、緩やか回復」据え置きも先行き懸念】
●消費動向
内閣府が20日発表した12月の月例経済報告によると、景気の総括判断を「緩やかに回復している」とし12カ月連続で据え置いた。項目別には「個人消費」「設備投資」などの判断を据え置いたが、「公共投資」は「底堅く推移している」から「このところ弱含んでいる」とし12カ月ぶりに下方修正、「貿易・サービス収支」は「赤字に転じている」から「赤字はこのところ増加している」とし2カ月連続で表現を変更した。
住宅市場は、消費増税の正式表明(正式決定ではないが)により、住宅計画者の動きが活発になったと思われるが、米中貿易摩擦、株価大幅下落など先行き不安材料も多い。それでも中身の濃い住宅計画者が確実に動いている。新春集客では消費増税に絡む【相談客】の増加が予想される。初回接客でしっかり対応できるように、説明ツールの整備やロープレ訓練など準備を徹底したい。
■内閣府「月例経済報告」(平成2018年12月)より
【2.業界動向】
2018年を象徴すキーワード
~自社編/【特徴・強み】+【市場開拓・新規事業】、業界編/「自然災害」「ZEH」が上位
【2018年住宅メーカーのニュース一覧】
住宅メーカーの戸建商品、アパート、非住宅、海外関連etc
(積水ハウス、大和ハウス、積水化学、ミサワホーム、パナホーム、住友林業、旭化成ホームズ、三井ホーム、トヨタホームなど)
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1254 (4/15/2025) - 【1.今週の視点】 3月街角景気/現状判断3カ月連続悪化、先行き判断4カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が8日に発表した3月「景気ウオッチャー調査」(街角景気)によると、街角の足元の景気実感を示す現状判断指数が45.1とな…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1253 (4/7/2025) - 【1.今週の視点】 2月新設住宅着工戸数2.4%増、10カ月ぶり増/持家▲0.2%、貸家3.2%増 ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると2月の新設住宅着工戸数は60,583戸、前年同月比2.4%増(前年2月▲8.2%…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1252 (3/31/2025) - 【1.今週の視点】 2月百貨店売上高▲1.5%、4カ月ぶり減/営業日数減や寒波も影響 ●景気動向 日本百貨店協会が25日発表した2月の全国百貨店売上高は4,254億円、前年同月比▲1.5%、4カ月ぶり減となった。前年がう…続きを読む
JSKコラムロングセラー商品今週の視点定期購読週刊住宅産業エクスプレス