週刊住宅産業エクスプレス―vol.1216

【1今週の視点】

6月月例経済報告/現状判断「景気は、このところ足踏みも緩やかに回復」据え置き

●景気動向
内閣府が27日発表した6月の月例経済報告によると、国内景気の現状判断を「このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している」とし、4カ月連続で据え置いた。
個別項目では、「公共投資」を「堅調に推移」から「底堅く推移」に下方修正、「生産」の表現を「一部自動車メーカーの生産・出荷停止の影響により、生産活動が低下していた」の表現を削除し、「持ち直しの動きがみられる」に変更した。

住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社の5月受注棟数伸率が前年同月比9.5%増、集客が同▲10%となった。
受注は約10%のプラスだが戸建分譲とアパートが牽引しており、主力の戸建請負はボリューム本体価格予算3,000万円台中心に重い動きが続いている。
それでも中身の濃い住宅計画者が確実に動いている。
積極的な仕掛けの継続で住宅計画者の背中を後押ししたい。

■内閣府「月例経済報告」(令和6年6月)
内閣府「月例経済報告」(令和6年6月)

 

【2.業界動向】2023年度【環境設備機器】の採用棟数ランキング

太陽光/一条15,680棟、蓄電池/一条14,850棟、HEMS/ハイム6,520棟

 

【3.受注情報】2024年5月受注最終集計

大和H~戸建/厳しい、分譲/関東以外伸び悩み、集合/前年ハードル低い

  

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1239 (12/16/2024) - 【1.今週の視点】 12月短観/業況判断【大企業製造業】2四半期ぶり改善、先行きは小幅悪化見込む ●日銀短観 日銀が13日発表した12月短観によると、大企業製造業の業況判断指数(DI)がプラス14となり、前回9月の13か…続きを読む
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