【1.今週の視点】
6月月例経済報告/現状判断「景気は、このところ足踏みも緩やかに回復」据え置き
●景気動向
内閣府が27日発表した6月の月例経済報告によると、国内景気の現状判断を「このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している」とし、4カ月連続で据え置いた。
個別項目では、「公共投資」を「堅調に推移」から「底堅く推移」に下方修正、「生産」の表現を「一部自動車メーカーの生産・出荷停止の影響により、生産活動が低下していた」の表現を削除し、「持ち直しの動きがみられる」に変更した。
住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社の5月受注棟数伸率が前年同月比9.5%増、集客が同▲10%となった。
受注は約10%のプラスだが戸建分譲とアパートが牽引しており、主力の戸建請負はボリューム本体価格予算3,000万円台中心に重い動きが続いている。
それでも中身の濃い住宅計画者が確実に動いている。
積極的な仕掛けの継続で住宅計画者の背中を後押ししたい。
■内閣府「月例経済報告」(令和6年6月)
【2.業界動向】2023年度【環境設備機器】の採用棟数ランキング
太陽光/一条15,680棟、蓄電池/一条14,850棟、HEMS/ハイム6,520棟
【3.受注情報】2024年5月受注最終集計
大和H~戸建/厳しい、分譲/関東以外伸び悩み、集合/前年ハードル低い
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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