【今季のテーマ】コロナ禍決算を振り返る!リフォーム専業系の現在地を追う!
リフォーム市場に吹いている追い風は、これからもまだ続くの
でしょうか。直近1~2年の動向からは、受注、利益の両面で新築戸建事業よりも堅調さが窺えるのは確かです。
各種補助金の効果もあり、需要そのものが活性化しています。
一方インフレ下で、新築住宅を購入するハードルが上がって来ています。
つまりストックの流通市場は、これまでと異なるステージに突入していく可能性があります。
ストック事業は流通とリフォームの両面で一体となって拡大していくということです。
今のリフォームブームの一つのキッカケはコロナ禍の貯蓄です。
しかし、強制貯蓄とも言われたこのコロナ貯蓄が終わりに近づいているようです。
今年1~3月の貯蓄率がコロナ禍前に戻りつつあり、インフレ下において生活防衛に入れば、自宅を改善したいというリフォームへの投資意欲も減退する可能性があります。
既存ストックを、価値を高めながら流通させていく市場を早期に形成し、不動産とリフォームが一体となって、ストック市場を活性化させていく知恵が求められています。
~TACT リフォーム-Vol.38 「2023 年 秋の焦点」より
でしょうか。直近1~2年の動向からは、受注、利益の両面で新築戸建事業よりも堅調さが窺えるのは確かです。
各種補助金の効果もあり、需要そのものが活性化しています。
一方インフレ下で、新築住宅を購入するハードルが上がって来ています。
つまりストックの流通市場は、これまでと異なるステージに突入していく可能性があります。
ストック事業は流通とリフォームの両面で一体となって拡大していくということです。
今のリフォームブームの一つのキッカケはコロナ禍の貯蓄です。
しかし、強制貯蓄とも言われたこのコロナ貯蓄が終わりに近づいているようです。
今年1~3月の貯蓄率がコロナ禍前に戻りつつあり、インフレ下において生活防衛に入れば、自宅を改善したいというリフォームへの投資意欲も減退する可能性があります。
既存ストックを、価値を高めながら流通させていく市場を早期に形成し、不動産とリフォームが一体となって、ストック市場を活性化させていく知恵が求められています。
~TACT リフォーム-Vol.38 「2023 年 秋の焦点」より
【特集1】リフォームの収益力向上が鮮明!~リフォーム会社の22~23年度収益力分析
・22年度は全社利益率アップ~資材原価上昇の中での収益力改善
・収益力ランキング~旭化成、大和10%超、上位企業の利益率は5%超え
・大手メーカーは粗利率・生産性共に上昇、専業系は生産性が回復へ
・リフォームの利益貢献度が上昇~新築戸建利益との相対比較で優位に
・経費比率を下げたことも利益アップ要因~住林、大和、ニッカ、ナサ等、経費比率低下
・財務諸表比較~メーカー系、収益力向上で財務は健全維持
・専業リフォーム、自己資本比率健全化
・工事単価は全体的に上昇~資材価格アップと高額リフォームの増加
・収益力ランキング~旭化成、大和10%超、上位企業の利益率は5%超え
・大手メーカーは粗利率・生産性共に上昇、専業系は生産性が回復へ
・リフォームの利益貢献度が上昇~新築戸建利益との相対比較で優位に
・経費比率を下げたことも利益アップ要因~住林、大和、ニッカ、ナサ等、経費比率低下
・財務諸表比較~メーカー系、収益力向上で財務は健全維持
・専業リフォーム、自己資本比率健全化
・工事単価は全体的に上昇~資材価格アップと高額リフォームの増加
【特集2】リフォーム専業系有力企業軒並み増収~リフォーム専業企業の競争力分析
・納期遅延解消の2022年度、10社計1,224億円
・ニッカ成長止まらずリフォーム19.8%増収、大阪3社も好調維持
・ドミナント、エリア拡大が活発化~専業系有力9社の店舗総数は321店舗
・採用重視のアートリフォームが店舗効率1位、スノーピークとのコラボにも挑戦
・OB客も重要な受注源泉~DM、LINE、サブスクサービス
・リフォームの次は「不動産」?~中古買取再販市場への参入続く
・ニッカ成長止まらずリフォーム19.8%増収、大阪3社も好調維持
・ドミナント、エリア拡大が活発化~専業系有力9社の店舗総数は321店舗
・採用重視のアートリフォームが店舗効率1位、スノーピークとのコラボにも挑戦
・OB客も重要な受注源泉~DM、LINE、サブスクサービス
・リフォームの次は「不動産」?~中古買取再販市場への参入続く
【特集3】人手不足をアウトソーシングで解消~令和のアフターサービス戦略
・大手ハウスメーカーのアフター戦略~自社オーナーのLTV最大化
・慢性的な人手不足に悩む住宅会社~アフターのアウトソーシングという選択肢
・累積点検戸数全国60万戸、圧倒的な実績でアフター万全~バーンリペア
・オーナー宅の資産も守るアフターサポート~ジャパンホームシールド
・慢性的な人手不足に悩む住宅会社~アフターのアウトソーシングという選択肢
・累積点検戸数全国60万戸、圧倒的な実績でアフター万全~バーンリペア
・オーナー宅の資産も守るアフターサポート~ジャパンホームシールド
調査個表掲載企業
【リフォーム専業系】 | |
アートリフォーム | アウトドアブランドとのコラボショールームオープン |
交換できるくん | 納期遅延問題解消で最高業績更新 |
コープ住宅 | 少額工事を入口に地域の信頼を獲得 |
CONY JAPAN | リフォーる好調、30%超増収で好決算牽引 |
ナサホーム | ナサで東京初進出、みずらぼFCもスタート |
ニッカホームグループ | 専業系トップ、グループ600億円到達 |
ホームテック | 設立30年目に過去最高売上高60億円突破 |
ポラスグループ | グループ連携強化で初の100億円超え |
安江工務店 | 住宅リフォーム堅調、オフィスリフォームも始動 |
山商リフォームサービス | 新卒採用と出戻り制度で来期50億円へ |
BXゆとりフォーム | WEB・SNSで補助金・イベント情報を発信 |
【家電量販店・ホームセンター】 | |
エディオン | エネルギー関連商品の販売が好調 |
カインズ | ホームセンターで受注し年間18万件を施工 |
コメリ | 圧倒的な店舗網とスタッフ育成で受注獲得 |
全社共通・【個表掲載情報】
・業績推移(6期分)
・組織、業務分担
・住居形態別・工事種別・客層別売上比率
・受注経路、紹介・リピート促進策
・販売戦略(イベント、ショールーム、HP)
・商品戦略(定額制商品 、注力テーマ)
・利益管理(粗利率、営業マン1人当たり売上)
・グループ連携 etc…
【2023年 今季の焦点】ストック流通拡大は中古買取再販がカギ
・インフレを機にストック流通は新たなステージへ
・スムストックの進捗状況
・貯蓄率低下でリフォーム意欲はどうなる?
more…
今季の焦点を読む
【四半期レポート】23年度第Ⅰ四半期、増収増益維持
・大手メーカー全社増収増益~インフレ下でも増益を維持し利益率アップ
・受注は約2年に亘って概ねプラス維持~勢いとしてはやや失速感も
【業界トピック】2024年度は40万戸の窓の断熱性能向上へ
・GXに向けて今後10年間の計画を発表~住宅・建築物には14兆円以上投資へ
・光熱費削減、健康促進期待の窓リノベ~2023年は補助金もあって盛況
・「断熱」「給湯」を切り口とする補助事業始動~「長期優良化」も継続
【リフォーム営業講座】リアルイベント企画の考え方とやり方〜イベントは、人を集めることではありません
・イベントの定義・目的・原則
・集客・ランクアップ・クロージング~目的別イベント
・お客様ごとに目標を決める
【リフォーム業界のショールーム戦略】面倒な家事の代表格、「洗濯」の最適化に挑戦~リノベる「愛知 高岳ショールーム」
・600万枚の住宅写真が集まるRoomClip~家づくりのトレンドをビッグデータから分析
・即席「ランドリールーム」で家事効率アップ~「洗う」「畳む」「しまう」の動線を最適化
■過去の『季刊TACTリフォーム』
- 季刊TACTリフォーム―2024年秋号 (10/1/2024) - 【今季のテーマ】決算でわかるハウスメーカーの底力 エリア拡大で業績伸ばす専業系 風向きはストック市場に追い風です。中古戸建と中古マンションの直近1年の成約動向は、新築着工とは真逆にプラス基調で推移しています。特に中古戸建…続きを読む
- 季刊TACTリフォーム―2024年夏号 (7/1/2024) - 【今季のテーマ】オーナーだけじゃない!新販路確立へ。大手ハウスメーカーのリフォーム戦略 リフォームはまだまだ成長・拡大が見通せる市場です。2023年度は追い風も吹きました。その一つは、3省連携の省エネリフォーム補助金です…続きを読む
- 季刊TACTリフォーム―2024年春号 (4/1/2024) - 【今季のテーマ】経済回復に手厚いリフォーム補助金!住設メーカーもリフォーム需要拡大に備える! 日経平均株価は4万円に到達するなど堅調です。賃上げ率も5.28%と33年ぶりの高水準で、経済が本格的に拡大していく期待も高まっ…続きを読む
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