●消費動向
日本百貨店協会が21日発表した11月の全国百貨店売上高は前年同月比2.2%増、2カ月ぶり増となった。東京・大阪など10都市の売上高は同4.0%増、4カ月連続増。高額商材の「美術・宝飾・貴金属」は同7.4%増、8カ月連続増となった。10月は2週連続の台風の影響が大きく、全国売上高は3カ月ぶり減となったが、個人消費は比較的堅調に推移、特に富裕層の消費は堅調に推移しているようだ。
2017年の住宅市場は主力の戸建請負で長期化・様子見が目立つなど厳しい受注環境が続いた。また、16年まで受注の牽引役だったアパートも空室問題の報道などに加え、アパートローン引締めの影響が拡大傾向にあり苦戦するところが目立つ。
間もなく新年2018年を迎える。2018年の住宅市場が盛り上がることを期待したいが、まずは集客の山場となる新春の仕掛け・呼び込みに注力し一件でも多くの受注に結び付けたい。
■全国百貨店売上高の伸率推移
資料)日本百貨店協会
他の『週刊住宅産業エクスプレス』記事を
読みたい方はこちら 市場