自社サイトにおけるスマートフォン対応の必要性について、今年1月のJSKブログに書いたばかりですが、今回もこれに関連した話題です。
4月21日以降、スマートフォンに対応していないウェブサイトは、アクセス数が大幅に減少する可能性があります。すなわち、見込み客の獲得チャンスが減少するということです。
Googleは4月21日より「検索アルゴリズムの変更」を実施すると告知しています。
「検索アルゴリズム」とは、Googleにおける検索結果表示のルールです。例えば、あるユーザーが「一戸建て」という言葉で検索すると、Googleは「一戸建て」という言葉に合ったウェブサイトを、検索結果として表示します。その際、どのウェブサイトを検索結果の上位に表示するかはGoogleが判断しています。この判断のルールが「検索アルゴリズム」です。ウェブサイトの内容や作り方を改良することによって、表示順位は上がりやすくなり、表示順位が上がればウェブサイトへのアクセス数も増加します。なお、日本で広く利用されている検索エンジンはGoogleの他にYahoo!もありますが、Yahoo!の検索アルゴリズムはGoogleのものを採用しているため、両者の表示順位に大きな差はありません。
今回、Googleが予定しているアルゴリズム変更は、「スマートフォンから検索したユーザーに対しては、スマートフォンに対応しているサイトの優先順位を上げ、対応していないサイトの優先順位を下げる」というものです。Googleは頻繁に検索アルゴリズムを行っていますが、今回のように、1ヶ月以上前から実施日と実施内容を告知することは異例です。スマートフォン非対応サイトに対し、早期の対策を呼び掛けているとも考えられます。
1月のブログにも書いたとおり、住宅検討者のウェブによる情報収集は、パソコンからスマートフォンへの移行が急速に進んでいます。自社ウェブサイトへのスマートフォン経由のアクセス数が、パソコン経由のアクセス数を上回る会社も増えてきました。これらアクセスの多くは、GoogleもしくはYahoo!の検索エンジンを経由しています。ということは、スマートフォンにおける表示順位の下落は、訪問ユーザー数の大幅な減少につながります。資料請求数の減少など、見込み客獲得に影響を及ぼす可能性もあります。
2月下旬に今回の変更が告知されて以来、この1ヶ月間で、あわててスマートフォン対応を完了した会社も多かったようです。まだ着手していない会社は、大至急の対応が必要です。(高田)
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