週刊住宅産業エクスプレス―vol.1075

【1今週の視点】

7月月例経済報告/総括判断「一部で弱さ」2カ月連続据え置き

●景気動向

内閣府が19日発表した7月の月例経済報告によると、国内景気の総括判断を「新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持直しの動きが続いているものの、一部で弱さが増している」とし、2カ月連続で据え置いた。

個別項目では、「業況判断」を「一部に厳しさは残るものの、持ち直しの動きがみられる」とし上方修正したが、その他項目は据え置いた。

住宅市場は、大手・中堅15社の6月受注棟数伸率が25%増、先行指標の集客が▲10%となった。
戸建受注は堅調に推移しているが、住宅計画者の行動変容もあり展示場の戻りは鈍い。

いよいよ東京五輪が開幕した。
五輪期間は商談の長期化も予想されるが、安全・安心の提案で住宅計画者の背中を後押ししたい。

■内閣府「月例経済報告」(令和2年7月)より
内閣府「月例経済報告」(令和2年7月)より

 

【2.受注情報】2021年度第1Q(4-6月)受注動向

好調度ランキング①スウェーデン ②住友林業 ③三菱地所ホーム
 
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…  
 

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1217 (7/16/2024) - 【1.今週の視点】 5月新設住宅着工戸数▲5.3%、2カ月ぶり減/持家▲8.7%、30カ月連続減 ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると5月の新設住宅着工戸数は65,882戸、前年同月比▲5.3%(前年5月3.5%増)…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1216 (7/5/2024) - 【1.今週の視点】 6月月例経済報告/現状判断「景気は、このところ足踏みも緩やかに回復」据え置き ●景気動向 内閣府が27日発表した6月の月例経済報告によると、国内景気の現状判断を「このところ足踏みもみられるが、緩やかに…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1215 (6/28/2024) - 【1.今週の視点】 5月消費者物価2.5%上昇/電気代14.7%上昇 ●消費者物価 総務省が21日に発表した5月の全国消費者物価指数によると、変動が大きい生鮮食品を除く総合が107.5となり、前年同月比2.5%の上昇とな…続きを読む

 

by .