週刊住宅産業エクスプレス―vol.1066

【1今週の視点】

3月景気動向指数【基調判断】上方修正も1-3月GDP3四半期ぶり悪化

●景気動向

内閣府が12日発表した3月の景気動向指数(2015年=100、速報値)は、景気の現状を示す【一致指数】が前月比3.2ポイント上昇の93.1となり、2カ月ぶりに改善した。

製造業の生産復調を背景に基調判断は「上方への局面変化」から「改善」に上方修正した。
但し、3回目の緊急事態宣言が継続中であり、1-3月GDP(国内総生産)は3四半期ぶり減、4-6月期もマイナス成長が予想されているなど先行きは不透明である。

住宅市場は、大手中堅15社の4月受注棟数が前年同月比59.7%増、先行指標の集客が4月300%増となった。
市場環境は不透明だが、中身の濃い住宅計画者が確実に動いている。
住宅計画者の期待を裏切らない接客・商談で一件でも多くの契約に結び付けたい。

■景気動向指数の推移
景気動向指数の推移資料)内閣府

 

【2.イベント情報①】速報!2021年GW集客状況

~【来場伸率】約500%増、【総合評価】中身濃く期待できる
 

【3.イベント情報②】2021年GW集客に見る

~【事前予約率】【ニューノーマル仕様の要望割合】
 

【4.受注情報①】2021年4-6月、7-9月受注予想

~平均像は【4-6月】+30~40%、【7-9月】前年並み
 

【5.受注情報②】2021年4月受注最終集計

~大手・中堅15社59.7%増、大手10社52.0%増
 
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…  
 

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

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