週刊住宅産業エクスプレス―vol.1037

【1今週の視点】

8月街角景気/【現状】4カ月連続改善、【先行き】2カ月ぶり改善

●景気動向

内閣府が8日発表した9月「景気ウオッチャー調査」によると、景気の現状判断が前月比5.4ポイント上昇の49.3となり、5カ月連続で改善した。
家計動向関連、企業動向関連、雇用関連の全ての指数が上昇した。

一方、2~3カ月先の景気の先行きを示す先行き判断は前月比5.9ポイント上昇の48.3となり2カ月連続で改善した。内閣府では、基調判断を「新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直している。
先行きについては、感染症の動向を懸念しつつも、持ち直しが続くとみている。」とし上方修正した。

住宅市場は、大手・中堅13社の9月受注棟数が前年同月比13.1%増、2カ月連続増となり回復傾向にある。
9月はローン控除の駆け込みが相当数あり、10月以降、その反動も懸念されるが、中身の濃い住宅計画者が確実に動いている。住宅計画者の期待を裏切らない接客・商談で背中を後押ししたい。

■街角景気の推移
■街角景気の推移資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」

 

【2.9月受注速報】主要13社計13.1%増、2カ月連続増

~【受注】一次中心にローン控除駆込み目立つ/【集客】GoToもあり休日当り▲12~13%
 
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…  
 

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

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