住宅産業研究所では、月刊『TACT』や『TACTハウスメーカーレポート』、週刊『住宅産業エクスプレス』、季刊『TACTリフォーム』といった定期刊行物以外に、毎年出している市場調査資料というのがいくつかあります。私はビルダー・工務店の最新動向や各種ランキングデータをまとめた『ホームビルダー経営白書』の制作に毎年携わっていまして、同資料の16年度版を11月末に発刊しました。
主なコンテンツは、ビルダーの都道府県別着工棟数ランキング、各種財務指標ランキング、注目ビルダー100社をピックアップした調査個表などです。今回、この資料を作成していて印象に残ったのが、売上高伸び率ランキングです。
エリアを拡大し、営業拠点数を積極しているビルダーが上位に入る傾向にありますが、それ以外に、会社設立・住宅事業参入から10年以内という若い会社で、順調に業績を伸ばしているビルダーもいくつかランクインしていました。
日頃の取材や、業界セミナーなどでも、若い経営者の新しい発想で住宅業界を切り開く“新世代型ビルダー”が増えてきていることを実感しています。私と年齢がそう遠くないビルダー経営者の活躍は刺激になります。
『16ホームビルダー経営白書』は、ベテラン経営者にも若い経営者にも、参考にしていただける内容になっていると思いますので、ぜひご購読ください!(布施)
その他