ハウスメーカー各社が富裕層を狙い、高額商品が多発する中で、旭化成ホームズでは比較的リアルサイズに設定された商品を発表する傾向があります。
直近で発売されたのは、アシンメトリーな勾配屋根商品「CUBIC roomy」で、モデルプランは31坪です。加えて軒の出ない寄棟商品の「SOFIT」、多様な床レベル設定を可能にした「terra craft」など、どれも30~40坪前後のモデルプランと共に発表されています。
また現在川口住宅公園では、32坪のリアルサイズモデルハウスを総展内に建築中など、他社とは真逆の動きを見せています。加えて一部では設備と仕様を絞り価格を抑えた寄棟屋根商品の「ELIOS」というものも販売しています。
ハウスメーカーでは顧客によっては、企画プラン提案や、設計を出さない、打ち合わせ回数を減らすために商談~着工までの業務フローを見直す、といった動きも出てきており、業務効率化(=働き方改革)のトレンドが見られます。
ちなみにどの会社にも言えることですが、企画商品やセカンドライン的商品は、大々的に発表しないケースも多く、こっそりと販売されていることがあります。他社と競合した場合に「やけに安いな…」と感じた場合はこういった商品を疑い、作戦を変える必要があるかもしれません。
また、勝負直前の急な仕様(商品)変更で、価格を大幅に下げるといった作戦もよく聞かれます。商談の最後の最後は価格勝負になるケースもあるため、価格に引っ張られないよう、他社商品を熟知し、早めに対策を打つ必要があります。
■ELIOS
ハウスメーカー関連商品