週刊住宅産業エクスプレス―vol.953

【1今週の視点~日銀「1月地域経済報告」/北海道・中国の総括判断上方修正】

●景気動向
日銀が10日発表した1月「地域経済報告」(さくらレポート)によると、全国9地域のうち北海道と中国の総括判断が前回10月から上方修正され、その他7地域は据え置かれた。但し、米中貿易摩擦など海外経済の影響について、受注の下振れなどの指摘が徐々に増えているという。
住宅市場は、直近12月の大手・中堅メーカー受注が棟数ベースで9カ月連続増となり緩やかな回復傾向が続いている。但し、消費税の駆け込み的な動きは殆どなく、支援策の拡充で様子見の動きも見られる。駆け込み・反動とも無ければいいのだが、景気の先行きも不透明であり楽観はできない。
それでも中身の濃い住宅計画者が確実に動いている。新春客のランクアップに注力し、一件でも多くの受注に結び付けたい。
 
■日銀「地域経済報告」(2019年1月さくらレポート)より
日銀「地域経済報告」(2019年1月さくらレポート)より
 

【2.ビルダー・FC特集

 主要11社計5.8%増、9カ月連続増
~受注/緩やかな回復続く、集客/休日当たり▲5%、一服感

 

【3.受注情報

 2018年12月受注最終集計~14社1.9%増/大手2.2%増、中堅0.5%増
 

【4.イベント情報

 速報!2019年新春集客
~来場伸率/▲10%、駆け込み見られず、中身評価/前年並み~やや期待

 
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■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

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