●景気状況
内閣府が9日発表した9月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景況感を示す【現状判断】が48.6となり、前月比0.1ポイント低下、2カ月ぶりの悪化となった。一方、2~3カ月先の景況感の見通しを示す【先行き判断】も51.3となり、前月比0.1ポイント低下、2カ月ぶりの悪化となった。北海道地震の影響もあり一進一退の状況が続いている。内閣府では基調判断を「緩やかな回復基調」とし、前月の判断を据え置いた。
住宅市場では、大手メーカーの直近9月受注が6.6%増、5カ月連続増となった。前年のハードルが低めでありハッキリとした回復感は感じられないが、緩やかな上向き基調にある。先行指標の9月集客は休日数が2日多かったこともあり15%増、休日当たり実質▲4~5%となる。但し、台風など勘案すると堅調といえる。積極的な仕掛けの継続で住宅計画者の動きを後押ししたい。
・2018年9月受注棟数伸率
★全体12社計 … 6.4%増、前月比±0.0p、6カ月連続増
★大手 9社計 … 6.6%増、前月比0.6p上昇、5カ月連続増
★中堅 3社計 … ▲3.3%、前月比12.2p低下、10カ月ぶり減
■街角景気の推移
資料/内閣府「景気ウォッチャー調査」
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